日本の伝統的なスタイル!神前式の歴史と教会式との違いを解説

2021年4月2日

神前式のスタイルが生まれた歴史

神前式は日本の伝統的な挙式スタイルと言われていますが、その起源は室町時代にまで遡ります。当時の武家の間では、結婚式は陰の式と陽の式の2回に分けて行われていました。陰の日は白無垢を着た新婦と新郎、ごくわずかな関係者の限られた参加者の中で合杯の礼を行います。陰の式の3日後に陽の式が行われ、こちらは新婦は華やかな着物に身を包み、親族固めの杯を行うものです。この儀式は自宅で行うことが多く、明治時代になるまで浸透していました。今のような神社で結婚式を挙げるようになったのは、明治33年の大正天皇のご成婚がきっかけです。この時に日比谷大神宮で結婚式を挙げたことから、神前式というスタイルが普及するようになりました。

神前式と教会式で異なるポイント

日本の伝統的な要素が取り入れられている神前式の結婚式は、教会式の結婚式と異なる点が多数あります。神社で神職によって行われる神前式に対して、教会式は教会で牧師の前で愛を誓う儀式になります。教会式は会場が教会なので多くの人数が参加できますが、神前式は神社なので参加人数が限られており、親族間で行う場合が多いです。神前式は2人の間だけでなく家と家の結びつきを大切にしているのも特徴です。親族固めの杯のような両家の絆を示す儀式も見られます。また、神前式では参進の儀と呼ばれる新郎新婦と親族が本殿まで歩く儀式があります。雅楽の調べと共に厳かな雰囲気の中で行われるものですが、屋外を歩くので天候の影響を受けやすいのも、屋内で行うことの多い教会式と異なるポイントです。

神前式にゲストとして呼ばれた際の服装は和装である必要はありません。ドレスやワンピースなどの洋装を着用しても大丈夫です。